目次
alt属性とは?
alt属性は「alternative text」の略で、文字通り「代替テキスト」という意味です。
これは、画像が何らかの理由で表示されないときや、画像を読み込めないユーザーに対してその画像の内容を説明するためのテキストを指します。
例えば、インターネットの速度が遅い環境では画像がすぐに表示されなかったり、視覚障害がある方がスクリーンリーダーを使ってWebページを閲覧するときに、画像に何が描かれているのかを理解するためにalt属性が必要となります。
なぜalt属性がWebサイトに必要なのか?
まず基本的な役割としては、ユーザーへの情報提供です。また、画像が何らかの理由で表示されなかったときや、画像の読み込みが遅い場合にも、テキストがあれば内容を伝えることができます。
そして、SEOの観点からも大切です。検索エンジンは画像そのものを充分に解析することができません。そのため、alt属性のテキストを読むことで画像の内容を理解することができます。
alt属性の基本と重要性
alt属性はウェブを使いやすくするためにも重要です。
視覚に障害のある方は、スクリーンリーダーという道具を使ってインターネットを見ます。説明がしっかり書かれたaltテキストがあると、スクリーンリーダーがそれを声に出して読み、画像の内容を伝えることができます。
例えば、いろんな犬の種類を紹介するウェブサイトがあるとします。犬の画像には、その種類や性格について説明するaltテキストがついています。これにより、視覚に障害のある方でも、画像が見えなくても、ウェブサイトの内容を理解したり楽しんだりすることができます。
SEOでの重要性と役割
検索エンジンがウェブページをうまく見つけられるようにするためにも、alt属性はとても役立ちます。altテキストにしっかりと説明を書くことで、検索エンジンにウェブページを正しく認識してもらえるようになります。
例えば、健康的な食事についてのブログに料理の画像を載せるとしましょう。その画像に食材やお皿の盛り付けについて書いたaltテキストを入れることで、検索エンジンが記事の内容をより良く理解して、検索結果に適切に表示してくれます。
そして、alt属性は画像検索のときも役立ちます。人々が特定の画像を探しているとき、検索エンジンはその画像が何に関連しているのかをaltテキストから判断します。 例えば、靴を売っているオンラインショップがあったら、その靴の画像にブランド名や色、デザインなどの情報をaltテキストに入れると、それを探している人が見つけやすくなります。
altの上手な書き方や使い方
alt属性は、画像の説明を書くために必要で、特に視覚に障害のある方にとって大切です。このテキストを書くときには、簡単で説明がしっかりしていることが大切です。
画像について大事なことが短く、はっきりと伝わるようにしましょう。
そうすれば、画像が見えなくても、その画像が何なのか、なぜあるのかがわかります。 「画像です」とか「写真です」というような、ふつうの言い方は避けましょう。あまり役に立たないからです。
その代わり、画像の中の大事なものや内容をしっかりと説明しましょう。たとえば「猫の画像」というより、「窓辺で座っている白黒の猫」と具体的に書いたほうがいいです。 目に見えないけど大事な情報も入れることが大切です。
そうすると、視覚障害のある方が画像をもっとよく理解できます。たとえば、グラフの画像があったら、グラフに何が書いてあるかの概要を入れるといいでしょう。
知っておくべき間違った使い方
alt属性を何も書かずに空白にしたり、「alt=””」ってだけで何も情報がないのはダメです。そうすると、画像について何もわからず、理解するのが難しくなります。
同じページに同じ画像がいくつもあるときに、全部に同じaltテキストを使うのもだめです。それぞれの画像にはそれぞれちゃんと内容を伝える説明をしましょう。
SEOを考えすぎて、キーワードをたくさん入れすぎたりするのも良くないです。
もちろんSEOは大事ですが、altテキストはまず視覚障害のある方に役立つ情報を伝えることが一番です。キーワードをたくさん入れすぎると、不自然になってしまい、みんなに意味のある情報を伝えることができません。 これらのポイントを守って、間違いを避ければ、alt属性はすべての人にとってウェブを使いやすくするために役立ちます。
ウェブアクセシビリティに与える影響
ウェブアクセシビリティは、インターネットをもっと便利に使えるようにする重要なことです。
alt属性は、特に視覚障害のある方のためになるウェブの使い方を改善してくれます。 alt属性をうまく使うことで視覚障害のある方がウェブサイトの内容を完全に理解して、楽しむことができます。
たくさんの画像があるウェブサイトでも、altテキストがあれば、それが何なのかがわかります。 alt属性は、スクリーン拡大器や点字ディスプレイなどの、他のツールで画像とやりとりするときにも必要です。これらのツールはaltテキストを使って画像を説明します。
また、スクリーンリーダーというソフトウェアは、インターネットを声で聞いたり点字で読んだりするのに使います。画像があったら、altテキストを読んで、何が描かれているのかを教えてくれます。 ウェブサイトがスクリーンリーダーでちゃんと使えるようにするために、色んなスクリーンリーダーでテストして、問題を直すといいです。
altテキストがきちんと読まれているかを確認して、必要なら修正しましょう。 画像がある場所や、どういう意味があるのかも考えて、正しく説明することが大事です。そうすれば、視覚障害のある方もウェブサイトを楽しむことができます。 結論として、alt属性はウェブアクセシビリティを良くするのにとても大切で、使い方を覚えておくといいです。
画像検索でalt属性を使おう
alt属性は画像検索にも役立ちます。検索エンジンは画像を探すとき、altテキストを見て、何の画像なのかを判断します。 altテキストに適切なキーワードを入れると、その画像が検索結果に出やすくなり、もっとたくさんの人に見てもらえます。
alt属性で画像を上手に見せるコツ
alt属性を使って画像を上手に見せるためには、以下のことを考えましょう。
- 画像をしっかり説明するキーワードを使いましょう
- キーワードをたくさん使いすぎないようにしましょう
- altテキストは簡潔に、大事なことだけを書きましょう
- 視覚障害のある方に役立つ情報を提供しましょう
これらのことを守れば、画像を検索エンジンで見つけやすくすると同時に、ウェブの使いやすさも素晴らしいものにできます。
よくある質問
まとめ
この記事を最後まで読んでいただき、alt属性の重要性や正しい使い方、そしてSEOでの役立て方を理解できれば幸いです。覚えておいてください、altテキストを効果的に最適化することは、すべてのユーザーのためになるだけでなく、ウェブサイトの見つかりやすさを高めることにも繋がります。
執筆者:西山 隼人
サイバーエージェントで約100社以上のSEOをコンサルティング。価格.com、食べログでインハウスSEOを担当。ウエディングパークで、SEO・UIUXのマネージャーとして集客全般の責任者を担当。大規模サイトのグロースが得意分野。
この記事はクロスインハウスの西山が執筆しています。SEO歴16年以上、SEOのコンサルタントを探している!コンペに呼んでみたい方はこちらからお問い合わせください。
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こんにちは、SEO歴16年、株式会社クロスインハウスの西山です。今回は「alt属性」について分かりやすく解説します。