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Google Mueller氏がテクニカルSEOについて投稿(さて、何と投稿したか?)

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GoogleのMuller氏が、テクニカルSEOについてX(旧Twitter)で言及しました。最近では、「Content is King」と言われるように、コンテンツが最重要になっています。

そこで、とあるユーザーが「徐々にテクニカルSEOの重要度が低くなっている」とX(旧Twitter)でツイートしました。そのツイートに対してMuller氏は「テクニカルSEOの重要性は低くなっていない」と投稿しています。

重要性の高いテクニカルSEO

最近では、コンテンツの重要性が記事でも取り上げられていますが、まだまだテクニカルSEOの重要性は高いです。

コンテンツが検索結果に表示されるためには、適切にGoogleクローラーに読み込まれる必要がありますし、サイト内で重複コンテンツが多いと、評価が分散してしまいます。

特に、DB系の大規模サイトなど、サイトによってはテクニカルSEOが重要になることがあります。いかに素晴らしいコンテンツを作成しても、適切にインデックスされなかったり、ページの表示速度が著しく遅い場合は検索エンジンからの評価も低くなります。

その場合は、テクニカルSEOの優先順位が高くなりますので、コンテンツと同様にSEO施策では、テクニカルSEOも重要です。

テクニカルSEOとは?

SEO対策は、大きくブランディング、コンテンツ、テクニカルSEOに分類できます。

テクニカルSEOとは、技術的なSEO対策のことで、①クローラビリティ、②インデキサビリティ、③ランカビリティ、④アクセシビリティ、⑤クリッカビリティの観点からSEO対策を行います。

①クローラビリティ

クローラビリティとは、検索エンジンのURL発見からクロールするまでを最適化することです。

クローラー(ボット)がウェブサイトを正しく読み取り、理解できることを目指します。クローラビリティが高ければ高いほど、ウェブサイトは検索エンジンにより効果的にインデックスされます。

チェック項目

  1. robots.txtの確認
  2. クローラ許可の確認
  3. サイトマップの確認
  4. リンク切れの確認
  5. URL設計

②インデキサビリティ

インデキサビリティとは、ウェブサイトやウェブページが検索エンジンのインデックス(検索結果に表示されるデータベース)に追加されやすくすることです。

クローラー(ボット)は、どんなページでもインデックスするわけではありません。そのため、クローラーにインデックスされやすくなるようにサイト内のページを改善します。

チェック項目

  1. noindexタグの確認
  2. 重複コンテンツの確認
  3. 404エラーページの確認
  4. 適切なcanonicalの確認
  5. 適切なalternateの確認
  6. リダイレクトの確認
  7. 0件ページのインデックス確認

③ランカビリティ

ランカビリティとは、ランキングに左右する項目を最適化することです。

ウェブサイトが検索エンジンの結果ページ(SERP)でどれだけ高くランク付けされるかを示すものです。

チェック項目

  1. <h>タグの確認
  2. パンくずリストの設置
  3. ペナルティ要素の確認
  4. ソフト404エラーの確認
  5. 発リンクの確認
  6. 誤字脱字
  7. 内部リンクの確認
  8. 情報元の表示の確認
  9. ページエクスペリエンスの確認
  10. モバイルユーザビリティの確認

④アクセシビリティ

アクセシビリティとは、サイトへアクセスのしやすさを最適化することです。

ウェブサイトがユーザーによってどれだけ簡単にアクセスおよび使用できるかを示します。これには、ウェブサイトのデザイン、ナビゲーション、およびコンテンツの可読性などが含まれます。

チェック項目

  1. <img>のalt属性の確認
  2. レンダリングの確認
  3. ページの表示速度の確認
  4. サーバーの平均応答速度の確認
  5. 広告表示の確認
  6. httpsのURL確認
  7. クリック階層の確認
  8. モバイルフレンドリーの確認
  9. 500エラーの確認

⑤クリッカビリティ

クリッカービリティとは、検索結果で自ページがクリックされやすく最適化することです。

ユーザーがウェブサイトやウェブページをクリックしたいと感じるクリック率を示します。これは通常、検索結果のメタタイトルとメタディスクリプション、リッチスニペットによって決まります。

チェック項目

  1. 構造化マークアップの確認
  2. タイトル、ディスクリプションの確認
  3. フレッシュネスの確認
  4. Googleビジネスプロフィールの確認

まとめ

今回は、テクニカルSEOについて解説しました。SEOにおいて、コンテンツは重要ですが、コンテンツだけではなく、テクニカルSEOも引き続き重要な施策には変わりありません。

もし、サイト内に対策できていないテクニカルSEOの施策があれば、その重要度をあらためて検討して改善していきましょう。

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西山隼人

執筆者:西山 隼人
サイバーエージェントで約100社以上のSEOをコンサルティング。価格.com、食べログでインハウスSEOを担当。ウエディングパークで、SEO・UIUXのマネージャーとして集客全般の責任者を担当。大規模サイトのグロースが得意分野。