4xxの問題が原因でブロックされましたとは?
「他の4xxの問題が原因でブロックされました」とは、クローラーがアクセスしたページが4xxエラーであったために、インデックス登録されないページがあったことを指します。
まず、4xxエラーとは何かを理解しましょう。4xxエラーは「クライアントエラー」と呼ばれ、ウェブページへのアクセスに問題があることを示しています。例えば、よく知られている「404 Not Found」エラーは、リンク先のページが見つからないときに表示されます。
その他、4xxエラーは複数存在します。
その他4xxエラーの一覧
ステータスコード | 意味 |
---|---|
400 | Bad Request(不正なリクエスト) – リクエストが不正または誤った構文である |
401 | Unauthorized(未認証) – 認証が必要なリソースに対する未認証のアクセス |
403 | Forbidden(禁止) – サーバーがリクエストを理解したが、実行を拒否している |
404 | Not Found(見つからない) – リクエストされたリソースが見つからない |
405 | Method Not Allowed(許可されていないメソッド) – リクエストされたメソッドは許可されていない |
406 | Not Acceptable(受理できない) – リクエストの内容がサーバーの受理条件を満たさない |
407 | Proxy Authentication Required(プロキシ認証要求) – プロキシの認証が必要 |
408 | Request Timeout(リクエストタイムアウト) – リクエストがサーバーに届くのに時間がかかりすぎた |
409 | Conflict(競合) – リクエストがサーバーの現在の状態と競合している |
410 | Gone(消滅) – リクエストされたリソースはもはや利用できない |
411 | Length Required(長さ要求) – リクエストにContent-Lengthが必要 |
412 | Precondition Failed(前提条件失敗) – リクエストの前提条件がサーバーによって満たされなかった |
413 | Payload Too Large(ペイロード過大) – リクエストペイロードが大きすぎる |
414 | URI Too Long(URI過長) – リクエストURIが長すぎる |
415 | Unsupported Media Type(サポートされていないメディアタイプ) – リクエストのメディアタイプがサポートされていない |
416 | Range Not Satisfiable(範囲不満足) – リクエストの範囲がサーバーによって満たされない |
417 | Expectation Failed(期待失敗) – サーバーはリクエストのExpectヘッダーを満たせない |
「ブロックされました」というエラーメッセージの意味
では、「他の4xxの問題が原因でブロックされました」というメッセージの意味は何でしょうか。
これは、Googleのクローラーがサイトの特定のページにアクセスしようとしたときに、4xxエラーによってアクセスできなかったことを意味します。この結果、そのページはGoogleの検索結果に表示されなくなります。
この問題を解決するためには、まず原因を特定する必要があります。Googleサーチコンソールには、問題のあるURLがリストされているので、それらを確認しましょう。問題が発生しているページを見つけたら、そのページが実際に存在するか、リンクが正しく機能しているかを確認します。
原因がリンクの誤りやページの削除であれば、リンクを修正したり、削除されたページにリダイレクトを設定することで解決できます。また、サーバーの設定に問題がある場合は、サーバーの設定を見直し、必要に応じて技術的な対応を行う必要があります。
問題が解決したら、Googleサーチコンソールで「インデックス登録をリクエスト」を行い、Googleにページを再クロールしてもらいましょう。これにより、ページが再びGoogleの検索結果に表示されるようになります。
ここで大切なのは、定期的にウェブサイトの健康状態をチェックし、問題があれば早めに対処することです。特に4xxエラーのようなクライアントエラーは、ウェブサイトのユーザーエクスペリエンスに大きく影響するため、見逃さないようにしましょう。
このようにして、「他の4xxの問題が原因でブロックされました」というメッセージに対処することで、サイトのパフォーマンスを改善し、より多くのユーザーにサイトを届けることができるようになります。常にサイトを最適な状態に保つことは、SEOにおいて非常に重要です。
エラーメッセージの解決策
「他の4xxの問題が原因でブロックされました」のエラーメッセージにどのように対処すればよいのでしょうか。以下に具体的な解決策を紹介します。
- 問題のURLを特定する
- まず、サーチコンソールでエラーが発生しているURLを確認します。これにより、どのページが問題を引き起こしているのかを特定できます。
- ページの存在を確認する
- 問題のURLにアクセスし、ページが実際に存在するかどうかを確認します。存在しない場合は、削除されたか、URLが間違っている可能性があります。
- リンクの確認と修正
- エラーの原因がリンクの誤りの場合、リンク先のURLを正しいものに修正する必要があります。ウェブサイト内の全てのリンクを確認し、必要に応じて更新します。
- リダイレクトの設定
- もし削除されたページが原因であれば、そのページへのリンクを別の関連するページにリダイレクトすることが有効です。これにより、ユーザー体験が向上し、SEOにも良い影響を与えます。
- サーバーの設定を確認する
- 一部の4xxエラーは、サーバーの設定に関連することがあります。たとえば、「403 Forbidden」エラーは、サーバーがリクエストを拒否したことを意味します。この場合、サーバーの設定を見直す必要があります。
- Googleサーチコンソールでの再確認
- 問題を解決した後は、Googleサーチコンソールで「インデックス登録をリクエスト」を行い、Googleにページを再クロールしてもらいます。これにより、ページが検索結果に再び表示されるようになります。
これらのステップを踏むことで、「他の4xxの問題が原因でブロックされました」というエラーメッセージに効果的に対処できます。重要なのは、問題の発見と迅速な対応です。定期的なサイトの監視とメンテナンスにより、このようなエラーを未然に防ぐことが可能です。ウェブサイトの健全性を維持することは、優れたユーザー体験とSEOの基礎となります。
実際に経験したエラー内容と改善した体験談
次に、筆者が実際に経験した「他の4xxの問題が原因でブロックされました」のエラー内容と改善した体験談をお話します。
まず、サーチコンソールで「他の4xxの問題が原因でブロックされました」というエラーが発生しました。サーチコンソールで、その対象となるURLを確認すると、ステータスコードが400エラーになっていました。
400エラーとは?
400エラーとは、「Bad Request」とも呼ばれ、クライアント(ブラウザやユーザー側)のリクエストに何らかの問題があることを意味します。このエラーは、Webサーバーがリクエストを理解できないか、処理できないと判断した場合に表示されます。
どんなケースでエラーが発生していたのか?
400エラーが発生した原因として、無効なクエリパラメータがURLに含まれていたためにエラーが発生していました。Googleなどの検索エンジンは、勝手にクエリパラメータを作成してアクセスしてくるケースもあるため、その際に400エラーが発生してしまうことがあります。
どのように改善したのか?
実際に無効なクエリパラメータなので、robots.txtでそのパラメータをブロックするように改善しました。この対応で、「他の4xxの問題が原因でブロックされました」というエラーのURL数が減少して改善することができました。
まとめ
今回は、「他の4xxの問題が原因でブロックされました」の意味と解決策をわかりやすく解説させて頂きました。エラーは、SEOにも悪影響を与えますので、早急に改善することをおすすめします。改善する際に、ぜひ、この記事を参考にしてみてください。
この記事は「 西山隼人 」が執筆しました。SEO歴16年以上の豊富な経験を活かし、SEOの最新情報やノウハウをシェアしています。
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執筆者:西山 隼人
サイバーエージェントで約100社以上のSEOをコンサルティング。価格.com、食べログでインハウスSEOを担当。ウエディングパークで、SEO・UIUXのマネージャーとして集客全般の責任者を担当。大規模サイトのグロースが得意分野。
西山は、SEOに関する16年以上の経験を持っています。SEOのコンサルタントを探している!コンペに呼んでみたい方はこちらからお問い合わせください。
こんにちは、SEO歴16年の西山です。今回は「他の4xxの問題が原因でブロックされました」というエラーについて分かりやすく解説します。