「社内にSEOの知見がない」
「インハウスでSEOをしていたが最近順位が下がってきた」
「コンペでどこを呼べばいいかわからない」
SEOを運用しているとそんな悩みがあります。その悩みを解消する方法として、SEOを外部のSEO会社に依頼する方法があります。
そこで、今回はおすすめのSEO会社10選を紹介したいと思います。
SEOの会社選びは非常に重要です。例えば、担当するSEOコンサルタントのスキルや経験によっては、ウェブサイトの評価が下がってしまうかもしれません。お金を無駄にしてしまうかもしれません。また、SEO会社を選ぶ際に注意点があります。
この記事では、おすすめのSEO会社10選と成功するための失敗しない選び方を紹介していきます。
おすすめのSEO会社10選
SEOで信頼できるおすすめのSEO会社10選を紹介します。大手のSEO会社と呼ばれる有名な会社から、ここ数年で注目を集めている少数精鋭のSEO会社まで幅広く紹介します。
- 株式会社クロスインハウス
- アイオイクス株式会社
- 株式会社アイレップ
- 株式会社ナイル
- 株式会社サイバーエージェント
- 株式会社Faber Company
- 株式会社ウィルゲート
- 株式会社ディーボ
- 株式会社LANY
- 株式会社PLAN-B
株式会社クロスインハウス
大手よりも少数精鋭 – どの会社に頼むか、ではなく、どの担当者に頼むか。
株式会社クロスインハウスは、SEOのスペシャリストである西山隼人が創業した会社です。会社としての実績は少ないですが、西山隼人自身は、過去に株式会社サイバーエージェントで100社以上のSEOコンサルティングを行い、価格.com、食べログ、ウエディングパークでインハウスSEOを担当してきました。
DB系の大規模サイトを得意とし、UI・UXの改善、オウンドメディアの記事SEOに至るまで、幅広くコンサルティングができます。また、0からSEOをインハウス化した経験もあるため、インハウス化のコンサルティングも得意としています。
SEOは、会社ではなく、どの担当者に依頼できるかが成功の鍵です。大手のSEO会社でも、経験が少ない担当者がつくこともあります。そのため、SEOのスペシャリストである西山隼人に直接依頼できるのが強みです。
アイオイクス株式会社
SEO設計・改善に強いWebコンサルティング会社
アイオイクス株式会社は、SEOの普及が始まる前から15年以上もの間、日本のSEO業界をリードしてきた先駆者です。
彼らは自社のメディア「SEO Japan」を通じて、海外の最新のSEO情報を発信したりしています。さらに、彼らのサービスはSEOだけに留まりません。近年では、ユーザーの体験を最適化するCRO(コンバージョン改善)など、より幅広いWebコンサルティングを手掛けています。
2002年の設立以来、東京都渋谷区に拠点を置き、50名の社員とともに、多くの企業の事業成長をサポートしています。特に「SEO Japan」は、月間20万ユーザーを誇る人気メディアとして、日本のWebマーケティング業界における情報の発信源となっています。
株式会社アイレップ
検索エンジンを使ったマーケティング戦略の最適化
株式会社アイレップは、博報堂DYグループの一部で、デジタルマーケティングの専門家です。
彼らはテレビCMからオンライン広告まで、さまざまな広告やプロモーションを手掛けています。特に、運用型のオンライン広告で日本で一番のシェアを持っていて、自分たちのシステムで広告の成果をすぐにチェックできるのが強みです。
マーケティング戦略を軸に、SEOの役割を明確に定義、そして、豊富な実績と高い技術力を生かしたSEOが強みです。
ナイル株式会社
マーケティングのあらゆる課題に、強い答えを。
ナイル株式会社は、2007年に創業された、デジタルマーケティング、メディア運営、定額カルモくんなどのDX事業も手掛けている会社です。
デジタルマーケティング支援では、SEOやコンテンツマーケティングを軸として、独自のSEO技術やコンテンツ制作、データ解析を強みとしています。
また、「ナイルのSEO相談室」というメディアを運営し、SEOに関する様々な情報提供を行なっています。
株式会社サイバーエージェント
「21世紀を代表する会社を創る」
株式会社サイバーエージェントは、「21世紀を代表する会社」を目指して、インターネット広告事業をはじめ、動画ストリーミングプラットフォームのABEMA、スマホゲームの開発、そのほか幅広いサービスを展開している大手IT企業です。
株式会社サイバーエージェントは、2012年より京都大学と共同研究を行っており、検索エンジンの解析や行動分析など、様々な分析を行なって独自のノウハウを蓄積しています。2016年には「SEOラボ」を設立しており、これまでの研究結果をセミナーで発表していたりもします。
株式会社Faber Company
辺境の知から”マーケティングゼロ”を実現する。
株式会社Faber Companyは、MIERUCA(ミエルカ)事業、コンサルティング事業、メディア事業を手掛けている会社です。
特に、MIERUCA(ミエルカ)事業のミエルカSEOというSEOツールは、累計1,000社以上も導入されています。ミエルカSEOは、競合分析やキーワード戦略、記事コンテンツの作成において有効に活用することができます。
株式会社ウィルゲート
ベンチャーの可能性を広げ、あらゆる挑戦を支援する
株式会社ウィルゲートは、2006年に創業され、SEOを起点にWebサイトのコンサルティングを手掛けています。SEOでは、戦略立案から実行支援まで一気通貫のサービスを提供しています。
また、SEOツール「TACT SEO」を自社で開発しており、サイト全体のチェックやキーワードごとの順位をモニタリングすることもできます。
株式会社ディーボ
株式会社ディーボは、2005年に札幌で創業され、今までに10種類以上の無料SEOツールを公開しています。
無料SEOツールの提供だけではなく、メールや電話相談だけでSEO対策をする、「SEO Manager」や、格安のSEO対策プランの「SEO Pack」などのサービスを提供しています。
株式会社LANY
価値あるモノを、インデックスさせる。
株式会社LANYは、2020年に創業された比較的新しい企業です。SEOやコンテンツマーケティング、広告運用などのデジタルマーケティングを中心に支援をしています。定期的に、SEOに関するトレンド情報の発信や、ウェビナーを開催しています。
株式会社PLAN-B
株式会社PLAN-Bは、SEOから広告のプランニング、Webサイト構築、コンテンツマーケティングなど、デジタルマーケティング全般を手掛けている企業です。
累計取引社数は、5,000社以上にのぼりSEO事業も16年以上となっています。その蓄積されたノウハウを元にSEOコンサルティングサービスを提供しています。
失敗しないための選び方
SEO会社を選ぶ上で重要なことは、①適正な予算、②担当者の経験や実績、③提案内容、④誰が運用するのか、⑤悪質な施策をしていないか、という観点が特に重要です。
①適正な予算
SEO会社によって、SEOのコンサルティング費用は様々です。費用には、固定型と成果報酬型がありますが、現在では固定型が一般的となっています。
SEOコンサルティングの平均的な費用は、サイトの規模によって上下しますが、一般的には1サイト40万円〜50万円前後が相場となります。SEOを依頼する際は、1社だけだと費用感がわからないため、必ず複数の会社でコンペをして決定することをおすすめします。
②担当者の経験や実績
実際にSEOを依頼する担当者の経験や実績は、SEO会社を選定する際に非常に重要です。
SEOは、経験則で判断するケースもあるため、過去に様々な運用経験を持っていた方が様々な施策を提案することができます。また、最近では、UI・UXのスキルも重要になるため、担当者のスキルとして、Web制作やLP改善のスキルも重要になります。
会社選びでよく間違ってしまうケースとしては、会社は3,000社以上の運用実績はあるが、実際にSEOのコンサルティングを担当する人の経験が浅い場合です。
いくら会社に実績があっても、実際に担当する人の経験が浅ければ十分にSEOで成果を上げることはできません。SEO会社を選定する際に、実際に担当する人の経験や実績は必ず確認しておきましょう。
③提案内容
会社を選定する前にSEOの提案を受けると思います。そこで、どのような提案をするのかはとても重要です。特に、サイトの本質的な課題に気づけているかが重要で、SEOでとるべき戦略を提案しているかを確認します。
汎用的な提案資料のみで判断するのは避けてください。会社の過去の実績が提示されていても、もしかして、社内にSEOスキルの高い人材が既にやめていて、同じようなコンサルティングを提供できるない会社もあります。
ですので、実際にサイト課題や戦略を複数の会社に提案してもらい、SEO会社を選定するべきです方が失敗はなくなります。
④誰が運用するのか
SEOでは、どの会社が運用するのか、ではなく、誰が運用するのかが重要です。
特に、失敗するケースとしては、提案にきた担当者の経験や実績があるのに、実際に運用する人はSEO経験が浅かったというケースも結構あります。
大手のSEO会社だと、1人が数十件担当しているケースもあり、連絡やレスポンスが遅いこともあります。そんな運用をしても、SEOで高い成果を上げることはできません。
⑤悪質な施策をしていないか
悪質な施策とは、Google検索エンジンがスパムとして見なされる可能性がある施策です。例えば、外部リンクを購入してリンクをはることや、1つのページにキーワードを詰め込むなど、Google検索エンジンからスパムと判断される可能性があります。
スパムと判断されると、サイトの評価が下がり、最悪のケースでは検索結果に表示されなくなります。
SEO会社によっては、このような悪質な施策も提案しているケースもあるため、最低限のSEO知識は身につけておく必要があります。
SEOは会社で選ぶべきか?
SEOは会社で選ぶべきか?
答えは、NOです。人で選ぶべきです。
なぜなら、SEOは、担当する人の経験やスキルで成果がガラッと変わります。
特に、大手のSEO会社では人手が足りないことがしばしばあります。そのため、経験の浅い人や1人で数十社コンサルティングしている方が、担当者につくことも結構あります。
SEO会社を選ぶ際は、必ず運用する担当者が誰なのか?その担当者の経験やスキルは問題ないのかをチェックしてください。
SEOを外部に依頼するメリット・デメリット
SEOを外部に依頼するアウトソースするメリットですが、SEO施策を丸投げできる点や社内の人材を育成しなくても済むというメリットがあります。
現在、社内でSEOに詳しいメンバーがいなく、すぐにSEOを強化したい場合は外部に頼ることをおすすめします。
ただし、デメリットもあります。
デメリットは、定期的にSEOのコンサルティング費用が発生することや、インハウスでSEOをするよりも施策のスピードが遅くなるデメリットがあります。
最低限のSEOスキル
SEO会社にコンペや実際にSEOコンサルティングを依頼する前に最低限のSEOスキルを身につけておく必要があります。SEOを体系的に学べる記事を公開していますが、ここではその中から抜粋して紹介します。
Google検索エンジンの考え方
Googleの使命は、世界の情報を整理して誰もが便利に利用できるようにすることにあります。
その中で、最も関連性と信頼性の高い情報を届けることを目指しています。検索アルゴリズムを日々更新し、検索結果の品質を改善するために、検索品質評価者(※)を活用して検索結果の品質改善を行っています。
※検索品質評価者とは、Googleの検索結果の品質を評価するために雇用された人々のことです。検索品質評価ガイドラインを元にページを評価し、その結果はGoogleのアルゴリズムを改善するために使用されます。
▼検索エンジンの品質を高める流れ
Googleが重要視しているポイント
Googleは、ユーザーが求める最も関連性の高い、質の高い情報を提供し、それを可能な限り迅速かつ快適にアクセスできることを目標にしています。
そのため、Googleは、コンテンツの①関連性、②品質、③ユーザーエクスペリエンスを特に重要視しています。
検索アルゴリズムの理解
検索アルゴリズムについては最低限理解しておく必要があります。Googleがどんな点を重要視しているのか?やってはいけないことは何かを理解しておく必要があります。
検索アルゴリズムは、200以上の要因がありますが、その中でもE-E-A-T(Experience, Expertise, Authority, and Trust:経験、専門知識、権威性、信頼性)、YMYL(Your Money or Your Life)、スパムフィルターについては最低限覚えておく必要があります。
- E-E-A-T
E-E-A-T (Experience、 Expertise、 Authority、and Trust:経験、専門知識、権威性、信頼性)。主に、コンテンツが信頼できる情報源から来ているか、そしてその情報が専門的かつ正確であるかを評価するためのものです。
- YMYL
YMYLは、「あなたのお金またはあなたの人生」の略で、Googleが検索結果の品質を評価する際に使用する概念です。ユーザーの生活、健康、金融安全性などに大きな影響を及ぼすコンテンツについて、Googleは非常に厳格な品質基準を設けています。
- スパムフィルター
スパムとは、検索エンジンのランキングを人工的に操作しようとする行為(キーワードの詰め込み、不自然なリンクの生成、重複したコンテンツの掲載など)を指します。Googleは定期的にアルゴリズムを更新し、スパム行為を探し出して排除しています。
まとめ
今回は、信頼できるおすすめのSEO会社10選を紹介させて頂きました。
SEOは、担当者によって成果が左右されるので、実際に担当するコンサルタントの経験や実績を重要視することをおすすめします。
あとは、会社によってコンサルティングの費用が異なるため、複数の会社から見積もりをとり、平均的な相場から離れていないかもチェックしてください。
今回紹介した内容が理解できれば失敗しない選択ができると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
執筆者:西山 隼人
サイバーエージェントで約100社以上のSEOをコンサルティング。価格.com、食べログでインハウスSEOを担当。ウエディングパークで、SEO・UIUXのマネージャーとして集客全般の責任者を担当。大規模サイトのグロースが得意分野。